私は野球はそれほど好きではないのですが、少し前に日本ハムが本拠地である札幌ドームを離れて、新しいスタジアムを建設する計画があるというニュースを見て、「新しいスタジアム作るのね。ふむふむ。」くらいに思っていました。

そんな中、最新の「Number Web」を読んだのですが、この新スタジアム構想、いい意味で期待を裏切られてとても驚きました。
新スタジアムのコンセプトは「“北海道のシンボル”となる空間を創造する」であり、北海道にいく目的になるだけの場所である“アジアNo.1”のボールパークを目指すというプロジェクトです。壮大な目標でワクワクしますね。

日本ハムの新スタジアム構想

日本ハムの新スタジアム構想は、札幌ドームからの移転を決定したことから始まりました。日本ハムとしては、自前の球場でより自由度の高い経営を行い、選手が野球に専念できる環境、ファンが楽しめる環境を整えて、魅力的な野球チームを作り上げたいという目標がありこの決定をしたのでしょう。

(出典:日本ハムファイターズHP)

さて、肝心のスタジアム構想ですが、北海道日本ハムファイターズ事業統轄本部長前沢さんは、既成概念を覆すような発想が必要と考えているようです。

・入場料はなく誰でも入れる

・野球を見たい人だけ座席料を支払う

・美味しい食事が食べられる

斬新な発想で、目から鱗が落ちます!ワクワクします!

 

これからはスポーツ界だけでなく、エンターテインメント界全てで、場所自体に価値を作り出すような形の流れが進むことは間違いないでしょう。

他チームだと、広島のマツダスタジアムも近いコンセプトだと思いますが、ファンもファンでない人も楽しめる場所にしようという点で、日本ハムの新スタジアムは更にもう一歩進んでいるように思います。

なお、新スタジアムの完成は2023年を予定しています。早く行きたくなりますね。

新スタジアムのここがすごい

発想がすごい

今までは野球を見るために、球場に足を運ぶという流れでしたが、発想が逆で楽しい場所に行くと野球もやっているので、見たい人だけ見るという流れです。アプローチが逆なので、入場料もなしという結論になるのでしょう。

そして、必然的に野球のゲームがある時以外も楽しめる場所である必要があるため、施設としてのクオリティも高いものになるでしょう。

イメージとしては、GINZA SIXに行ったら、グランフロント大阪に行ったら、横で野球やってたから見てみようかなという感じです。あと、美味しい食事でも食べて帰ろうか、みたいな。

食事がすごい

責任者の前沢さんはこう言っています。

ディスニーランドにお弁当は売ってませんよね

Number Web

弁当は保存するためのものであり、出来立ての温かい美味しい食事が提供できるのであれば、球場の定番とも言える弁当自体が不要という考えです。

コンセプトが球場から始まっていないからこその柔軟な発想ですね。経営サイドの発想では、弁当の方が利益は出るかもしれないと考えがちですが、もう一段上の視点で球場を捉えていることがわかります。

わざわざGINZA SIXに行って、弁当を食べないでしょうということです。

そりゃそうですね。ワクワクしかしないです笑

施設がすごい

(出典:日本ハムHP)

球場のイメージとは全く違っていて、球場、広場、ショッピングモール、キャンプ場?等々が、一体になっている見たことない施設です。 テーマパークのようです?

プロ野球やっている横で、草野球とかもできるかもですね。

ライバルはディズニーランドや、USJかもしれません。もうワクワクしかないです!

札幌ドームはピンチ??

逆に日本ハムファイターズが出て行ってしまうと、札幌ドームはどうなるのでしょうか?

札幌ドームの入場者数の70%は日本ハム関連で、さらに収入の約半分は日本ハムの使用料とも言われています。つまり日本ハムの試合が減ると、札幌ドームの収入は半分になるということです。。

(出典:北海道新聞)

野球以外にもJリーグのコンサドーレ札幌や、各種コンサートなどのイベント利用がありますが、年間数十試合を行うプロ野球チームの存在を埋めるイベントを、探すのは至難の技ではないでしょうか。

プロ野球の他球団主催試合は、日本ハムの許可がないと開催できないなとハードルも高いようです。

さらに日本ハムの新スタジアムは、一つのエンターテイメントスポットとして、試合のない日も楽しむことができるような工夫がされていて、同じような戦略では人を呼び込むことは難しいように思います。

札幌市と第3セクターの運営なので、ドラスティックな方針の策定が難しいように思いますが、経営の改革が必須と言えるでしょう。

最後に

私のように野球ファンという訳でもない人間でも、見ただけで行って見たいと思える球場。

素晴らしいの一言です。新しいエンターテイメントの姿を考えるきっかけになりました。

是非、早く実現してもらいたいです!