私の愛車はスバル・インプレッサスポーツです。

子供が生まれた後、カーシェアではチャイルドシートが使えず、保育園の送り迎えなどのため、必要に迫られて見た目・安心感・価格の点から検討して選んだ車です。

満足して特に不満なく乗っていましたが、スバルで不正検査が発見されたという報道がされまして、スバルのディーラーさんから電話がありました。

「ご迷惑おかけしております。お乗りの車がリコール対象になるかもしれません。」

なんとっ!リコール対象になるとは!

スバルの不正検査

新車の場合、工場から出荷する前に検査を行なっています。「新車の車検」の位置付けです。今回の場合、ここで資格のない検査員が検査をしていたという内容のようです。自主検査で発見されました。

スバルの報道発表を見てみました。

スバルの発表内容

(1)完成検査員について
型式指定を申請する際に、国交省へ提出している上位規定(完成検査要領)は、完成検査員が完成検査を行うことになっております。一方、業務規定では、完成検査員登用にあたっては、現場経験の期間が必要と義務付けているため、当該工程の完成検査員と同じく、十分な知識と技能を100%身に付けたと現場管理者(係長)が認定した者を、監督者(班長)の監視下で検査業務に従事させており、型式指定申請書にある上位規定とは異なる運用になっておりました。

(2)完成検査の代行押印について
完成検査工程の運用ルールでは登用前の検査員に、完成検査員の印章貸与を行い、代行押印を行わせておりましたが、それを明文化した規定はありませんでした。

(3)完成検査に関連する規定の確認について
上記(1)、(2)で記載した運用は、完成検査に関わる規定に織り込まれておらず、規定全体が体系的に整備されているとは言い難い状況でした。

完成検査員の検査をすると言っていたけど、運用上は完成検査員になるには実務経験が必要なので、監督者がいる前提で完成検査員でない前の者が関与していた、また印鑑も代行押印していたという内容です。

どこが問題なのか?

・完成検査員が検査すると言いながら、資格のない従業員が検査していた点

・規定として明文化されていなかった点

国土交通省への報告と運用ルールが矛盾していたということで、確かに問題ですね。

ただ、印鑑の貸与と代行押印の点は確かに良くないですが、業務規定の内容自体は通常の感覚からは問題ない、むしろ真っ当な内容ではないでしょうか。完成検査員になるには経験が必要だから、監督者の下で経験を積む。当たり前ですね。逆に正直に規定に書き過ぎてしまったのかもと思いました。

例えば、スーパーで「研修中」という札をつけて、レジを打っている人と同じで、実際の現場で練習しないと一人前にはなれないと思います。

色々と言われていますが、実質ではなく形式的な問題だと思います。

明文化されていなかったので、過去の国土交通省の検査でも問題にならなかったようですが、これって国土交通省は責められないのでしょうか?形式的なチェックしかしていないのは、国土交通省ではないのかなと、少し疑問です。

自分の車が関係するから言うわけではないですが、報道の仕方をもう少し考えるべきだと思います。

リコールとは?どうなる?

とはいえ、ルール上に違反があったということで、リコールも検討中とのことです。

リコールとは、欠陥のある製品を生産者が自主的に回収し修理することです。

25.5万台が対象になるとも言われています。50億円の損失とも言われています。

私のディーラーさんも「対象車になった場合は、検査をさせていただくことになります。」と言っていました。再度出荷時のチェックを行うということだと思います。

私が過去した過去のリコール

実は私の愛車インプレッサスポーツですが、過去にも一度リコール対象になっています。内容は、「取扱説明書の記載不備」とのことで、説明書の差し替えだけで終わりました。そんな内容でもリコールになるんだなと、車の規制は厳しいなーと思ったのを思い出しました。

スバルの業績に与える影響

不正検査リコールと聞くと、かなり業績への影響が大きいように思いますが、おそらくそれほど影響はないと考えています。

スバルの業績を見ますと、2017年3月期で売上高:3兆3千億円営業利益:4千億円経常利益:3千9百億円当期純利益:2千8百億円です。

4千億円の営業利益に対して、リコール費用50億円なので、ほぼ影響はありません。あとは、スバル車への評判、ブランドへの悪影響がどこまで出るか?という点です。

SD:2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon

ただし、私は以下の2点からあまり影響ないと考えています。

①スバルユーザーは、こだわりを持ったユーザーが多いこと

スバルは他の日系自動車メーカーとは少し異なる立ち位置にいます。会社規模も他社より小さいこともあり、車そのものの機能、他とは少し異なるデザイン、ニッチなこだわりを持つユーザーを対象にした車を提供しています。どちらかというと、玄人好みの車です。

最近は他社に追いつかれてきていますが「アイサイト」「ボンネットに穴のある車(ターボ付きの車)」「ブランドとしてのレアなイメージ」を重視して、購入している層が多いです。今回の問題になっている点は、こういったメインユーザー層には影響ないと考えます。

②スバルの主戦場はアメリカであること

スバルの業績を支えるのは、実は日本ではありません。

売上高の3分の2はアメリカで、日本は2割程度です。つまり、アメリカでの業績にどこまで影響があるか?が問題となります。

もちろん、品質管理面での問題なので、影響がないとは言えないかもしれませんが、車の性能そのものの問題ではない、日本特有とも言えるこの問題がそれほど影響があるとは考えにくいです。

イメージダウンがどこまで海を超えて広がるのか?という点に尽きると思います。

私がスバルを選んだ理由

参考に私がスバルを選んだ理由です。

アイサイト

・責めすぎないデザイン

・乗っている人が多すぎない

・ディーラーさんの感じの良さ

他のディーラーもいくつか回りましたが、少しレアな感じがしながら安心感があり、価格も手頃ということで、購入を決定しました。

アイサイトに近い機能は他社も追いついてきているのですが、人とは少し違うものがいいと考える人には、オススメです。車自体もとても乗り心地がよく、運転しやすいです。

リコール対応について(追記)

先日、ディーラーの担当者の方から連絡があり、正式にリコール決定しました。再度、検査を行う必要があるとのことで、車を預ける必要があるとのことです。

ここで2案のご提案をいただきました。

①すぐにリコール検査を実施

②次回車検の際にリコール検査を実施、その代わり5万円をプレゼント

普段の利用に全く不自由がない状態なので、迷わずを選びました!

なぜなら、今回のリコールについてはあまり気にならない内容ですし、何もせずに5万円をゲットできるので、お得という判断です。

おそらくスバルのディーラー側としては、リコール対応の検査が多すぎて、リソース不足であるため、検査を分散させたいという意図だと思います。

最後に

自分が乗っている車がリコール対象になるとは思っていませんでしたが、私にとっても色々分かつていい経験です。

自分が乗っているから言うのではなく、スバルにとってはピンチかもしれませんが、自主検査で不正検査を公表した点は、後々評価されるのではないでしょうか。

スバルにはいい車を作り続けてほしいと思います。

当該記事内の車両の画像は、スバルHPからの引用です。